サイディング材の種類と塗装についてお伝えします
2025.4.13
サイディング材の種類と塗装について
住宅の外壁は、住まいの印象を大きく左右する「顔」とも言える部分です。
その外壁材として広く採用されているのが「サイディング材」です。
サイディングは、意匠性の高さはもちろんのこと、耐久性やメンテナンス性にも優れており、日本の多様な気候風土に適した外壁材として、多くの住宅で活躍しています。
そこで、今回はサイディング材の種類と特徴、塗装をする際の注意点について説明していきます。
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~~~~~~~~~~*目次*~~~~~~~~~~
サイディング材の種類と特徴
サイディング材は、その素材や製造方法によって様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
代表的な4種類のサイディング材について、そのメリット・デメリットを含めて詳しく解説します。
*窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料を高温高圧で成形したもので、現在の日本の住宅で最も多く採用されているサイディング材です。
【特徴・メリット】
豊富なデザインと質感
レンガ調、タイル調、木目調など、非常に多様なデザインと質感が用意されており、住宅の個性を引き立てます。
高い防火性
不燃材料であるため、火災時の延焼を防ぐ効果が期待できます。
比較的安価
他のサイディング材と比較して、材料費や施工費が比較的安価であるため、コストパフォーマンスに優れています。
遮音性・断熱性
ある程度の遮音性・断熱性を持っていますが、断熱性を高めるためには断熱材との併用が必要です。
【デメリット】
吸水性
素材の性質上、吸水性があり、長期間放置すると凍害やひび割れのリスクが高まります。定期的な塗装によるメンテナンスが不可欠です。
重量
他のサイディング材に比べて重量があるため、建物への負担が大きくなる場合があります。
シーリングの劣化
パネル同士の接合部にはシーリング材が使用されており、紫外線や雨風によって劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
*金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属板を成形したものです。
近年、その耐久性とデザイン性の高さから人気が高まっています。
【特徴・メリット】
高い耐久性
耐候性、耐震性、耐火性に優れており、長期間にわたって建物を保護します。
特にガルバリウム鋼板は、サビに強く、メンテナンスの手間が少ないのが特徴です。
軽量性
窯業系サイディングと比較して非常に軽量であるため、建物への負担が少なく、耐震性向上にも貢献します。
断熱性・遮音性
裏面に断熱材が一体化された製品が多く、高い断熱性・遮音性を発揮します。
スタイリッシュなデザイン
シャープでモダンなデザインが多く、意匠性の高い住宅に適しています。
【デメリット】
初期費用
窯業系サイディングと比較して、材料費や施工費がやや高くなる傾向があります。
傷やへこみ
強い衝撃を受けると、傷やへこみが目立ちやすい場合があります。
遮熱性
素材によっては、夏場に表面温度が上昇しやすい場合があります。
遮熱塗料の塗布などで対策が必要です。
塩害
海沿いの地域では、塩害による腐食のリスクがあるため、耐塩害仕様の製品を選ぶ必要があります。
*木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木や木質系の複合材を使用したもので、自然な風合いと温かみが魅力です。
【特徴・メリット】
自然な風合いと温かみ
天然木ならではの美しい木目や質感が、住まいに自然な温もりと安らぎを与えます。
調湿性
木材は湿度を吸収・放出する性質があり、室内の湿度環境を調整する効果が期待できます。
断熱性
木材は熱伝導率が低いため、断熱性に優れています。
【デメリット】
メンテナンス
他のサイディング材と比較して、耐候性や耐久性が低く、定期的な塗装や防腐処理などのメンテナンスが不可欠です。
防火性
可燃性であるため、防火対策が必要です。防火処理を施した製品もありますが、費用が高くなる傾向があります。
価格
天然木を使用しているため、材料費が高価になる傾向があります。
反りや割れ
湿度変化や紫外線などの影響を受けやすく、反りや割れが生じる可能性があります。
サイディング塗装の重要性と適切な時期
サイディング材は、その種類に関わらず、長期間にわたって美観と機能を維持するために、定期的な塗装が不可欠です。
そこでサイディング塗装の重要性と、塗装をおこなうべき適切な時期について解説します。
*サイディング塗装の重要な役割
サイディングの塗装は、単に外壁の色を変えるだけでなく、次のような重要な役割を担っています。
防水性の向上
塗膜は、雨水や湿気の浸入を防ぎ、サイディング材の吸水を抑制します。
これにより、凍害、ひび割れ、剥がれなどの劣化を防ぎ、建物の構造体を守ります。
紫外線からの保護
紫外線は、サイディング材の表面を劣化させ、色褪せやチョーキング(塗膜の粉化)を引き起こします。
塗装は、紫外線からサイディング材を保護し、美観を維持します。
防汚性の向上
近年の塗料には、汚れが付着しにくい、あるいは付着しても雨水で流れ落ちやすい機能を持つものがあります。
これにより、外壁の美しさを長く保つことができます。
断熱性・遮熱性の向上
特殊な塗料を使用することで、外壁の断熱性や遮熱性を高めることができます。
これにより、室内の温度変化を抑制し、冷暖房費の節約につながる可能性があります。
美観の維持・向上
新しい塗料で塗り替えることで、住まいの印象をリフレッシュし、資産価値の維持・向上に貢献します。
*塗装をおこなうべき適切な時期のサイン
サイディングの塗装時期は、使用されているサイディング材の種類や塗料の種類、地域の気候条件などによって異なりますが、一般的には新築後7~10年が目安とされています。
ただし、次のようなサインが見られた場合は、時期に関わらず早めの塗装を検討する必要があります。
チョーキング現象
外壁を触ると、手に白い粉が付着する現象です。
これは、塗膜の表面が紫外線などによって劣化し、顔料が粉状になっているサインです。
防水機能が低下している可能性が高いため、早めの塗り替えが必要です。
色褪せ・変色
外壁の色が以前と比べて薄くなったり、部分的に変色したりしている場合、塗膜の保護機能が低下している可能性があります。
ひび割れ・剥がれ
サイディング材の表面にひび割れや塗膜の剥がれが見られる場合、雨水が浸入し、内部の劣化が進んでいる可能性があります。
カビ・コケの発生
外壁にカビやコケが目立つ場合、塗膜の防水性や防汚性が低下している可能性があります。
放置すると、サイディング材の劣化を促進させる原因となります。
シーリング材の劣化
サイディング材の接合部に使用されているシーリング材に、ひび割れ、肉やせ、剥がれが見られる場合、雨水が内部に浸入するリスクが高まっています。
塗装と同時にシーリングの打ち替えや補修をおこなう必要があります。
これらのサインを見逃さず、適切な時期に塗装をおこなう事が、サイディング材を長持ちさせ、住まいを美しく保つための重要なポイントです。
サイディング塗装を成功させるための注意点
サイディング塗装は、専門的な知識と技術が必要となる工事です。
DIYでおこなう事も可能ですが、仕上がりや耐久性を考慮すると、信頼できる専門会社に依頼することをおすすめします。
ここでは、サイディング塗装を成功させるために、施主が注意すべき点を解説します。
*信頼できる塗装会社の選定
塗装の品質は、業者の技術力や経験によって大きく左右されます。
複数の会社から見積を取り、次の点を確認して信頼できる施工会社を選びましょう。
実績と評判
過去の施工事例や顧客からの評判を確認しましょう。
ホームページや口コミサイトなどを参考にすると良いでしょう。
資格と許可
塗装工事に必要な資格(建築塗装技能士など)や建設業許可を持っているか確認しましょう。
見積の内容
見積の内訳が明確で、使用する塗料の種類、塗布回数、施工範囲などが詳しく記載されているか確認しましょう。
不明な点は必ず質問し、納得のいく説明を受けましょう。
保証制度
工事後の保証制度の有無や内容を確認しましょう。
万が一、施工不良があった場合の対応について明確にしておくことが重要です。
コミュニケーション
担当者の対応が丁寧で、質問や相談に親身になって応じてくれるかどうかも重要なポイントです。
*塗料の選定
塗料の種類によって、耐久性、機能性、価格などが大きく異なります。
サイディング材の種類や劣化状況、予算、希望する仕上がりなどを考慮して、最適な塗料を選びましょう。
主な塗料の種類と特徴は次の通りです。
ウレタン塗料:耐久年数5年~8年
アクリル塗料よりも耐久性が高く、耐候性、耐摩耗性に優れています。
コストパフォーマンスに優れています。
シリコン塗料:耐久年数10年~15年
耐久性、耐候性が非常に高く、汚れにくいのが特徴です。
近年、主流となっている塗料の一つです。
フッ素塗料:耐久年数15年~20年
最も耐久性が高く、耐候性、耐薬品性にも優れています。
初期費用は高くなりますが、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
遮熱塗料・断熱塗料:耐久年数15年~20年
特殊な機能を持つ塗料で、室内の温度環境を改善する効果が期待できます。
施工会社と相談しながら、それぞれの塗料のメリット・デメリットを理解した上で、最適な塗料を選びましょう。
*下地処理の重要性
塗装の仕上がりと耐久性を左右する最も重要な工程の一つが下地処理です。
下地処理が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず、早期剥がれの原因となります。
下地処理を丁寧におこなう事が、美しい仕上がりと長期的な耐久性を確保するために不可欠です。
*適切な工法の選択と管理
塗料の種類や下地の状態に合わせて、適切な塗装工法を選択する必要があります。
一般的には、ローラー塗り、刷毛塗り、吹き付けなどの工法が用いられます。
また、塗料のメーカーが推奨する塗布量や乾燥時間を守ることも重要です。
工事期間中は、施工会社に任せきりにするのではなく、定期的に工事の進捗状況を確認し、気になる点があれば遠慮せずに質問しましょう。
*アフターフォローとメンテナンス
塗装工事が完了した後も、定期的な点検やメンテナンスをおこなう事で、塗膜の状態を長く保つことができます。
会社によっては、定期点検などのアフターフォローサービスを提供している場合がありますので、確認しておきましょう。
また、日頃から外壁の状態を気にかけて、早期に異常を発見することが、大規模な補修を防ぐための第一歩です。
まとめ
サイディング材は、住まいの外観を美しく彩り、風雨から建物を守る重要な役割を担っています。
適切な時期に適切なメンテナンスをおこなう事で、サイディング材の寿命を延ばし、住まいの美しさと快適性を長く維持することができます。
ご自身の住まいに最適な選択とメンテナンスをおこない、末永く快適な暮らしを送ってください。
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