外壁塗装ブログ

スレート屋根材の特徴と塗装についてお伝えします

2025.4.18

屋根材:スレート屋根材の特徴と塗装について

スレート屋根材は、多くの日本家屋で使用されている屋根材です。定期的なメンテナンスが必要となります アートペインズ

 

日本の住宅において、屋根は住まいを守る最も重要な役割を担っています。

降り注ぐ雨風や紫外線、厳しい暑さ寒さから私たちを守り、快適な住環境を維持するために不可欠な存在です。

その屋根を構成する材料の一つとして、長年にわたり広く採用されてきたのが「スレート材」です。

そこで、今回は住宅に使用されるスレート材について説明していきます。

 

 

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屋根材:スレート屋根についてお伝えします

 

 

スレート材の種類と特徴:天然スレートと化粧スレート

 

 

スレート材は、大きく分けて「天然スレート」と「化粧スレート」の2種類が存在します。

それぞれに異なる特徴を持っているため、住宅の意匠性や予算、メンテナンス性などを考慮して適切な種類を選択することが重要です。

*天然スレート

天然スレートは、粘板岩を薄く剥がして加工した自然素材の屋根材です。

その歴史は古く、ヨーロッパの伝統的な建築物にも多く見られます。

【メリット】

独特の風合いと美しさ

自然素材ならではの深みのある色合いと、一枚一枚異なる表情が魅力です。

経年変化による風合いの増していく様子も楽しめます。

優れた耐久性

酸性雨や紫外線に強く、非常に長持ちする素材です。

適切なメンテナンスをおこなえば、100年以上も使用できると言われています。

高い断熱性・遮音性

密度が高いため、断熱性や遮音性に優れています。

夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるだけでなく、外部からの騒音を軽減する効果も期待できます。

不燃性

天然石であるため、不燃性に優れており、火災のリスクを低減します。

【デメリット】

高価

採取から加工まで手間がかかるため、初期費用は他の屋根材に比べて高額になります。

重量がある

化粧スレートに比べて重量があるため、屋根下地への負担が大きくなります。

職人の技術が必要

施工には専門的な知識と高い技術を持った職人が必要です。

産出量が限られる

近年、良質な天然スレートの産出量が減少しており、入手が困難になる場合があります。

 

*化粧スレート(人工スレート)

化粧スレートは、セメントや繊維質などを主原料として成形された人工的な屋根材です。現在、日本の住宅で最も多く採用されているスレート材です。

【メリット】

比較的安価

天然スレートに比べて安価に入手できるため、初期費用を抑えられます。

軽量

天然スレートよりも軽量なため、建物への負担が少なく、耐震性にも優れています。

施工性

比較的施工が容易で、工期を短縮できます。

デザインやカラーバリエーションが豊富

さまざまな形状や色、表面加工の製品があり、住宅のデザインに合わせて自由に選択できます。

ノンアスベスト化

以前はアスベストを含有する製品もありましたが、現在は全面的にノンアスベスト化されています。

 

【デメリット】

耐久性

天然スレートに比べると耐久性は劣り、一般的に20~30年程度で再塗装や葺き替えが必要になります。

吸水性

製品によっては吸水性が高く、雨水などを吸収することで劣化が進みやすい場合があります。

特に、ひび割れや欠けが発生すると、そこから水分が浸入しやすくなります。

凍害に弱い

寒冷地では、吸収した水分が凍結・融解を繰り返すことで、ひび割れや剥がれが発生する可能性があります。

定期的なメンテナンスが必要

美観と防水性を維持するためには、定期的な塗装などのメンテナンスが不可欠です。

 

 

スレート屋根の劣化とそのサイン

 

 

スレート屋根は、紫外線や雨風、温度変化などの自然環境に常に晒されているため、経年とともに劣化していきます。

劣化を放置すると、雨漏りの原因になるだけでなく、建物の構造自体を傷めてしまう可能性もあります。

早期に劣化のサインを発見し、適切なメンテナンスをおこなう事が重要です。

 

*代表的な劣化のサイン

色あせ・変色

紫外線による塗膜の劣化により、色あせたり、変色したりします。

コケや藻の発生

湿気の多い環境では、屋根材の表面にコケや藻が発生することがあります。

これらは水分を保持し、屋根材の劣化を促進する原因となります。

ひび割れ・欠け

経年劣化や衝撃などにより、屋根材にひび割れや欠けが生じることがあります。

ここから雨水が浸入し、内部の腐食につながる可能性があります。

塗膜の剥がれ・チョーキング

塗膜が劣化すると、剥がれたり、表面を触ると白い粉状のものが付着するチョーキング現象が見られることがあります。

これは、塗膜の防水機能が低下しているサインです。

棟板金の浮き・剥がれ

屋根の頂上部分にある棟板金は、強風や経年劣化により浮いたり、剥がれたりすることがあります。ここから雨水が浸入するリスクが高まります。

釘の抜け・浮き

屋根材を固定している釘が、振動や経年劣化により抜けたり、浮いたりすることがあります。

 

これらの劣化サインを発見した場合は、早めに専門家や専門会社に点検を依頼し、適切な補修やメンテナンスをおこなうようにしましょう。

 

 

スレート屋根の塗装の重要性:美観維持と機能回復

 

 

化粧スレート屋根の場合、定期的な塗装は美観を維持するだけでなく、屋根材の寿命を延ばすために非常に重要なメンテナンスです。

 

*塗装の主な目的

防水性の回復・向上

塗膜は、雨水が屋根材に浸透するのを防ぐ防水層の役割を果たします。

経年劣化した塗膜を再塗装することで、防水機能を回復させ、雨漏りのリスクを低減します。

紫外線からの保護

塗膜は、紫外線が直接屋根材に当たるのを防ぎ、劣化の進行を遅らせる効果があります。

美観の維持・向上

色あせたり、汚れたりした屋根を再塗装することで、新築時の美しい外観を取り戻し、住まいの印象を向上させます。

遮熱・断熱効果の付与(高機能塗料の場合)

近年では、遮熱性や断熱性を持つ高機能塗料も開発されています。

これらの塗料を使用することで、室内の温度上昇を抑え、冷暖房費の節約につながる可能性があります。

コケや藻の発生抑制(防藻・防カビ塗料の場合)

防藻性や防カビ性を持つ塗料を使用することで、コケや藻の発生を抑制し、屋根材の美観を長期間維持することができます。

 

一般的に、化粧スレート屋根の塗装の目安は、新築後7~10年程度と言われています。

ただし、屋根の状況や使用されている塗料の種類によって異なるため、定期的な点検に基づいて判断することが重要です。

 

 

スレート屋根の塗装を行う際の注意点:失敗しないためのポイント

 

 

スレート屋根の塗装は、専門的な知識と技術が必要となる作業です。

DIYでおこなう事も不可能ではありませんが、安全面や仕上がりの品質を考慮すると、信頼できる専門会社に依頼することをおすすめします。

ここでは、塗装を検討する際に知っておくべき注意点を解説します。

*事前の屋根診断の徹底

塗装をおこなう前に、必ず専門会社による屋根の診断を受けるようにしましょう。

屋根材の劣化状況(ひび割れ、欠け、浮きなど)や、下地の状態を正確に把握することが、適切な塗料の選定や施工方法の決定につながります。

劣化が進行している場合は、塗装だけでなく、補修や葺き替えが必要となる場合もあります。

*適切な塗料の選定

スレート屋根に使用できる塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系など、さまざまな種類があります。

それぞれの塗料には、耐久性、耐候性、価格、機能性(遮熱、断熱、防藻など)に違いがあります。

屋根材の種類や劣化状況、予算、希望する機能などを考慮して、最適な塗料を選ぶことが重要です。

専門会社とよく相談し、塗料の特性やメリット・デメリットについて十分に理解した上で決定しましょう。

*縁切り・タスペーサーの設置

化粧スレート屋根の塗装において、非常に重要な工程が「縁切り」です。

縁切りとは、屋根材と屋根材の隙間を確保する作業のことです。

塗装によってこの隙間が塗料で塞がれてしまうと、屋根内部に浸入した雨水が排出されなくなり、雨漏りの原因となる可能性があります。

縁切りをおこなう方法としては、カッターなどで塗膜を切る方法と、「タスペーサー」と呼ばれる専用の部材を屋根材の隙間に設置する方法があります。

タスペーサーを使用する方が、均等な隙間を確保でき、確実な排水性を維持できるため推奨されます。

塗装会社によっては、縁切りを軽視したり、追加費用を抑えるためにおこなわないケースもあるため、必ず施工内容を確認し、縁切りの重要性を理解している施工会社を選びましょう。

*下地処理の重要性

塗装の仕上がりと耐久性を左右する最も重要な工程の一つが下地処理です。

屋根材の表面に付着した汚れやコケ、藻などを高圧洗浄でしっかりと洗い落とし、ひび割れや欠けなどがある場合は、事前に補修をおこないます。

下地処理が不十分なまま塗装を行うと、塗料が密着せず、早期に剥がれてしまう可能性があります。

*適切な工法の選択と丁寧な施工

塗料の種類や屋根の形状、状態に合わせて、適切な工法を選択し、丁寧に施工することが重要です。

塗料の希釈率や乾燥時間、重ね塗り回数などを守らずに施工すると、塗膜の性能が十分に発揮されないことがあります。

*信頼できる会社の選定

スレート屋根の塗装は、専門的な知識と技術が必要な工事です。

実績があり、口コミや評判の良い、信頼できる施工会社を選びましょう。

複数の会社から見積もりを取り、費用だけでなく、施工内容や保証内容などを比較検討することが大切です。安すぎる見積もりには注意が必要です。

*保証内容の確認

塗装工事後には、塗料の種類や施工会社の規定に基づいた保証が付く場合があります。

保証期間や保証内容(塗膜の剥がれ、ひび割れなど)をしっかりと確認しておきましょう。

*アフターフォローの確認

塗装工事が終わった後も、定期的な点検や相談に応じてくれるなど、アフターフォローが充実している施工会社を選ぶと安心です。

 

 

まとめ:定期的なメンテナンスでスレート屋根を長持ちさせよう

 

 

スレート屋根は、日本の住まいを守る重要な役割を担っています。

特に化粧スレート屋根の場合、定期的な塗装をおこなう事で、美観を維持し、防水性を回復させ、屋根材の寿命を延ばすことができます。

塗装をおこなう際には、事前の屋根診断をしっかりとおこない、適切な塗料を選定し、縁切りや下地処理などの重要な工程を丁寧におこなう事が不可欠です。

信頼できる専門会社を選び、適切なメンテナンスを継続することで、あなたの住まいを長期間にわたり守り続けることができるでしょう。

 

 

 

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